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和服染め織り地図【ぜんまい織】

和服染め織り地図【ぜんまい織】

日本染め織り地図


ぜんまい織り

1歴史 ぜんまい織
雪解けを待ってのびるゼンマイの新芽は綿衣(わたころも)で守られています。そのぜんまい綿は水をはじき、羊毛にも似たやわらかさ、独特の自然色を持っています。5月の初め、秘境の山間に自生するゼンマイを摘み、ぜんまい綿を採取し、これを緯糸にして織り上げたものがぜんまい紬です。ぜんまいの綿毛には防虫・防カビ効果があるといわれ、このぜんまいの綿毛を、水鳥の羽毛や真綿などと一緒に紡ぎ、織り上げます。こうして織られたぜんまい織は、親子代々着てもいたみが少なく、色が褪せてきたら裏返しにして着れるものでとても丈夫です。近年、幻の布として日本の伝統的織物の文献から、姿を消して久しい「ぜんまい織り」が、日本でも有数な豪雪の秘境の地で、世の脚光をあびる事なく復活されています。亀田の織物は、享保二(一七一七)年に越後から亀田に招いた職工が木綿の亀田縞を織ったのが始まりといわれます。 明治二十年代に綿布商人の佐藤雄次郎が考案、商品化したとされています。その後、ぜんまい綿、綿花、白鳥の羽根毛を混ぜて織ったぜんまい白鳥織というめずらしい織物もつくられましたが、現在は生産されていません。 また、織り手が二人だけとなり、後継者不足が懸念されています。
 
2風土
秋田の県土は全国第6位の総面積で、森林が7割を占めます。気候は寒暖の差が大きく、内陸部は多雪地帯で知られます。また、なまはげ等の独特な祭りも有名です。山間部では日本三大美林のひとつ、秋田スギを産し、平野部はあきたこまちに代表される日本有数の米の産地です。近年、本荘・由利地域を中心に先端技術産業の集積が進んでいます。岩城町は秋田県西南部に位置し、西は日本海に面した県都秋田市と本荘市の中間にある海と山・緑と史跡の町です。かつては旧亀田藩二万石の城下町として栄え、歴史と文化を育んできました。また、昭和30年8月には日本で初めてロケットが打ち上げられ、ロケット発祥の地としても知られています。
ぜんまい織
 
3織り方・制作過程
1 採取・・・5月初旬、春の味といわれるぜんまい採りが始まります。食用になる茎と織物に用いる冠毛とに分けられ、冠毛(綿)についているゴミを手で取り除き、天日でよく乾燥させます。
2 糸紡ぎ・・・8月になると、乾燥させた冠毛を90度ぐらいで蒸し、乾燥させた後真綿と混合し綿状にします。糸車を用いて手作業で綿より糸を紡ぎます。 同じ太さの糸にする作業だけでも、習得には数年かかると言われます。
3 染色・・・染色には化学染料を一切使用せず、すべて自然の植物を使って染め上げます。着尺分に少し余るくらいの糸の長さにして染め上げます。不足して後から染めると色の違いが出てしまうので注意が必要なのです。身近にあるタマネギやカリン、ヨモギ、クチナシ、ハマナス等それぞれのピユアな色が楽しめます。
4 織り・・・経糸(たていと)は綿か絹を用い、緯糸(よこいと)には真綿の手紡ぎ糸が使用されますが、この真綿にはぜんまいの綿毛や水鳥の羽毛が一緒に紡がれています。
山形県と新潟県で織られるぜんまい織は、経糸に絹糸を使い、緯糸にぜんまい綿と真綿の混紡糸を使用して織られており、秋田県では経糸に綿糸を、緯糸にぜんまい綿と真綿の混紡糸を使用したもので織られるという違いがあります。
 
素朴な風合いが特徴のぜんまい織り
素朴な風合いが特徴のぜんまい織り

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